ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

2年程前からひっそりと取り組んでいる『ゼロ秒思考』をご紹介します。

ゼロ秒思考とは頭の中にあるもやもやとした思いを深く考えずにA4用紙に瞬間的にメモ書きしてゆくことです。そうすることで、もやもやとした思考にすらなっていない思いをはっきりと言語化し、自分が何を考えていたのか客観視でき、問題解決に役立ちます。

上記の写真は自宅でやり続けたゼロ秒思考の束の一部です。仕事で書き続けたものはこの何十倍もあります。

詳細なやり方はぜひ本著をお読みいただければと思いますが、とてもカンタンです。問いをたてて、日付を書いて、あとはうまく書こうとか体系立てて考えようとかせずに、思うままに吐き出してゆくだけです。ボクはこのトレーニングを始めてから仕事の面では2年で残業時間が40時間/月からほぼゼロ時間へ削減できています。

それでは、気になった箇所をピックアップします。

コミュニケーションはお互い平常心で、相手のことを思いやって行なう時が一番効果的だ、意思疎通が進みやすいし、もちろん喧嘩にもなりにくい。

イメージや感覚を言葉にしようとする回数を重ねていくと、それほど抵抗なく形にできるようになる。言葉にすることへの躊躇がなくなってくる。

考えをどんどん深めていくこと、選択肢をあげつくし、それを評価して優先順位をつけることなどは、実はウェイトトレーニングと同じで鍛えれば鍛えるほど力がつく。本書を読み終え1日十ページのメモ書きを始められた人には、ウェイトトレーニング的な効果を数週間で実感してもらえる。

人間の頭は、心と切り離せないため、心が乱れると頭がうまく動かないのだ。堂々巡りをしたり、あと1歩のところで戻ったり、決めかねたりする。それがストレスで更に頭が働かなくなっていく。

メモを書くと腹が立たなくなる。腹が立ったとき、気分が悪い時はそれを全部メモに書き出すとすごく楽になる。相手の名前はストレートに書く。仮に山下さんだとすると、名前をぼかさず山下さんはどうして私をいつも罵倒するのかといったメモを書く。

ゼロ秒思考メモ書きはボクにとっての一種クリーニングの作用もあるように感じています。感情を言語化し、客観視して手放すことで、確実に悩む時間が少なくなっていますので、これからもコツコツ毎日続けてゆきたいと思います。

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